経験と対話が生む安心感、SOERUTEで働くケアマネージャーの想い
介護の現場で安心して働き続けるために必要なことは何か。SOERUTEで働く穴澤さんと高橋さんに、ケアマネージャーとしての歩みややりがい、働きやすさの理由について伺いました。
ケアマネージャーとしてのキャリアと資格取得の道のり
― よろしくお願いします。
穴澤:よろしくお願いします。
高橋:よろしくお願いします。
― まずはお二人それぞれの役職をお伺いしてもよろしいでしょうか?
穴澤:私は今管理者をさせていただいております。
― 高橋さんは?
高橋:主任です。
― 改めて介護現場にはお二人それぞれ何年ぐらいお勤めなんでしょうか?
穴澤:私は途中ブランクがありまして。3年ほど介護現場で働いた後に、5年くらい一般企業に勤めています。その後にケアマネージャーになって介護現場に復職した形です。
― なるほど。一般職から再び介護職に戻られた理由などはありましたか?
穴澤:元々介護を離れたのは転居のためで、引越し先でうまく見つからず、介護にこだわらない形で色を探したので一般職につきました。その時の同僚がケアマネージャーの資格を取っていた話を聞いて、私も取ろうかなと思い取ることにしました。
― ケアマネージャーの資格を働きながら取得するのは大変ではなかったですか?
穴澤:当時は仕事しながら勉強をしていました。
― すごい…‼︎ケアマネージャーの資格を取られてからは何年くらい介護現場で働いているんでしょうか?
穴澤:もう22年ですね。
― すごいキャリアですね。高橋さんは介護現場に何年程お勤めですか?
高橋:介護現場は18年です。
― なるほど。お持ちになっている資格は?
高橋:介護福祉士とケアマネージャーです。
SOERUTEならではの働きやすさと学びの環境
― これまで様々な現場でお勤めになったかと思いますが、SOERUTEのいいところや違いなどはありますか?
穴澤:代表が若いので、いろんな発想があるように感じます。
― 具体的にどのようなところでしょうか?
穴澤:他のところと比べてシェリングハピネスではないですが、ゆとりを持って勤務できる形があります。年末年始と、夏休みは他ではあまりありませんが3日ずつここではあります。そういうところでは働きやすい環境ではないでしょうか。
― 高橋さんが思うところは何かありますか?
高橋:良いところがベテランのサイドについていられるので、悩み事なくすぐに解決できるというところですね。こういう時どうしたらいいのだろうというのを、経験値からすぐに教えてもらえることができるので、特に悩んだりせず仕事ができることですね。
― そうなんですね。
高橋:よく他のところを聞くと、教えてもらえる時間がないというようなことを聞きますが、そういう心配なく働くことが出来ています。
― なるほど。働きやすいというのがお二人の共通点として感じたのですが、他のところと比べてそのような傾向にあるにはどんなことが理由だと思いますか?
高橋:やはり穴澤さんの懐の深さでしょうか(笑)。
穴澤:高橋さんはケアマネージャーとして働くのがここが初めてなので、他と比べられないかと思いますが、ただ他では教わらないままで業務が始めることが多いというのを聞きますので、私はそれはありえないというか、させられないというか。
― そうですよね。
穴澤:結構初回訪問から同行が多いです。あと新規ケースも同行して貰う。
高橋:同行を繰り返していくうちに気付かないうちに一人で行けるようになっていたという感じです。
― 自転車の補助輪が外れるような感じですね(笑)。
穴澤:反対に新しい新規の人が来たら高橋さんに一緒に来てもらったりもしてます。私一人では大変なので。
― なるほど。穴澤さんとしても指導しやすい環境なのかと思いますが、なぜそのような環境だと感じられますか?
穴澤:ケアマネージャーは研修してもそれが実践に役立たないことが多いんですよね。役立たないことが多いので、やはり実際に一緒に訪問をして利用者様ごとにいろいろなケースがあるので、それぞれに合った指導ができるところですかね。
― そのような丁寧な指導をされるのは、穴澤さんご自身の経験則からでしょうか?
穴澤:私は都内の地域包括支援センターに10年ほどいまして、行政と毎月いろんなケースを見てきました。10年もいたのでみた件数は300以上でしょうか。
― それだけのケース例を見ているだけでも、かなりな経験値ですね。
穴澤:そうですね。そのような点からも私はやはり入職した方には同行訪問をするところが欠かせないかと思います。特に弊事業所は居宅のケアマネージャーを経験されている者が少ないんですよね。施設のケアマネージャー経験者が多いので、本当に1から教えております。
― 同行訪問は、SOERUTEでは入職してからどのくらいの期間行うのでしょうか?
穴澤:人にもよりますが、半年くらい経っても同行訪問をすることはあります。
― すごく丁寧に指導をしてくださるのは、働いている側からすると安心ですよね。
穴澤:月日が経てば私はただ座っているだけなんですけれどもね(笑)。
― 高橋さんは何かSOERUTEの特色として感じるところはありますか?
高橋:ものすごくいいなと思うのが、普通会社の面接は年2回など限られた時にしか上司に相談できないかと思いますが、ここではちょっと相談したい時に相談できるのが良いです。ほぼ毎日『ちょっといいですか?』と相談していて、そのおかげでここまで悩まずにこれています。
― 気軽に上司の方に相談できるのはいい環境ですよね。普段からそのような環境なのですか?
高橋:そうですね。書類上のわからないことやミスしてしまったことも『大丈夫よ』と言ってくれるので安心して相談できます。
― 怒られることはないんですか?
穴澤:『あらあら』というくらいですね(笑)解決しない事なんてないので。
高橋:全然びっくりされないんで言いやすいです(笑)。
穴澤:やはり仕事する上で毎日悩んでいたら仕事できないので、報連相を大切にしていますね。
― それは穴澤さんご自身の経験からそう思われるということですね。
穴澤:自分もそう感じながらやってきたので。また悩みを聞くと『え?そんなことで悩んでたの?』と思いますが、それは経験値があるからですよね。
― 経験値から『そのくらい大丈夫』と思えるんですね。
― ここは訪問看護と同じ会社ですが、その点のメリットは何か感じられることはありますか?
穴澤:メリットはコミュニケーションがスムーズに取れるというところですね。
高橋:ご家族様も連携ができているという安心感を持たれる方は多いですね。ですので、決まった質問をするというより、お一人お一人に合わせた質問ができるのもいいです。

利用者様との関わりが生むやりがいと成長
― この仕事のやりがいはなんでしょうか?
高橋:私は自宅で両親を看取ったときに来てくださったケアマネージャーさんがすごく良くて。その体験からこういうことを言っては傷つけてしまうなど感覚的なものがわかるようになったので、気をつけながら接していて、今ようやくそうなれたかと。満足して今お仕事が出来ています。
穴澤:私は利用者様が笑顔がなかった方が接していくうちに笑顔になっていくことと、在宅が厳しくなった方が希望の施設に入れた時がやりがいですよね。
― 中には対応が難しいご家族様もいる中で、危ない目に遭いそうになったりしたことはありますか?
穴澤:ありません。もし危ないなと感じた方がいましたら、絶対に一人では行かないようにしています。事前に察知していますね。もしそういうケースになった場合は家族を巻き込むようにしています。
― ケアマネージャーに向いている人というのはどのような人でしょうか?
穴澤:やはり話しやすい方でしょうか。話が苦手な方は、仕事だと割り切った方がいいかもしれません。またフレキシブルに動ける方が向いているかもしれません。
― 他には何かありますか?
穴澤:明るさ、礼儀正しさは必要かと。言葉遣いも大切ですね。
高橋:利用者様は私たちより人生経験がある方がほとんどなので、柔らかく場を和ませようとフランクに話してくださる利用者様もいますが、そのような方にこちらも同じようにフランクに返すと壁を作られてしまうこともあります。なので、そういうところを常に意識をして接することが大切かと思います。
まとめ|ケアマネージャーに必要な姿勢とこれから
「相談しやすい」「安心して学べる」――。長年の経験を持つ穴澤さんと高橋さんが語るのは、働きやすい環境の大切さと、安心して成長できる職場の価値でした。利用者様との関わりやチームの支えが、一人ひとりの介護職員を育て、やりがいへとつなげています。SOERUTEが描くのは、経験と対話を通じて安心と笑顔が広がる未来です。